扁桃腺を取っちゃおう

＝１日目＝
手術前入院ということで、朝９時３０分に病院へ。入退院受付室はごったかえしてるよ・・・まったく病人多すぎ。
体重測定や、入院説明など雑用を済まし、少しすると初入院食！！まずいというかなんというか・・・ブツブツつぶやきながら完食。微熱があったので、風呂には入らず、夜に胃薬＆睡眠薬でご就寝。実は風呂に入らないのは失敗だったことに、この時はまだ気が付かなかった・・。

＝ ２日目(手術当日)＝
目覚めた直後からなんだか緊張。手術着に着替えて T字帯 (※１）に履き替えた。点滴をされた後に、筋肉注射もされ、いざベットイン。移動されてベットも移動中に、うつらうつら・・。酸素を吸入されてZzz....。
・・・・・・
名前を呼ばれて目を覚ますと、何か抜きますって言ってます・・。ぐぇ・・・苦しい！！！！　「プツッ」っという感じに再び記憶がなくなり、次に目覚めると元のベットにもどってた。意識がはっきりしてくると、点滴され、酸素吸入されてることに気が付く。そして、カテーテル(※２）が入ってる感触も分かった＿|￣|○

･･･約１時間後･･･

覚醒しはじめ何故か、かなりの尿意・・・という事でナースコールで、カテーテルを抜いてもらう事に、よく見ると管が自分でじたばたしていた時に折れ曲がって尿が外に出なくて尿意が発生した模様。いざ抜くって時は、かなり苦しいですよ。嫌な妙な痛み。男性だと特に痛いんじゃないかって気もする。抜いてもらって、自由になって洋服を着替え、いざトイレ。尿を出すのもカテーテルを抜いてるような嫌な痛みがきてつらい。鏡をみると、顔は土色、目は白目が赤色になった自分がいて、正直ホラーです。

口のほうはと言えば、全然閉じれないし、なんだか、カラカラに乾燥しているような感じです。舌が棒のようにカチコチなってるし・・。口にたまってるものをティッシュに出して見ると血はほとんどでてないが、変わりに唾とは違う、透明なネトネトした液体がべっとり付いてきて・・・（まるで１８禁な○ーション(※３)のような感じ･･。）このネトネトが、舌を固めていたみたい。さらにこの液体は、( -д-) ､ﾍﾟｯと吐こうとしても出てくれないので、口の中にティッシュを取って拭い取る感じです。できるだけ飲み込まず吐き出せとの指示なので、せっせとティッシュに出していくって感じでした。

ご飯の時間になり、気合いいれて飲みました。おもゆや、具のない味噌汁など・・(´；ω；`)マズイよぉぉ。消灯時間になってもかなり苦しいので座薬・・・。恥もなにも考える余裕無くお願いする感じでした・・。看護婦さん達にいろんなところを見られてるという意識はほとんど無く、あるのは苦しみからの脱却のみ！！今思うと恥かしい・・・(〃▽〃)

＝３日目＝
睡眠不足！！寝てもすぐに起きちゃいます。苦しくて起きる感じだったりするのでつかれます。クマも出来て顔色は本当に悪いです。今日のご飯は、３食おもゆと他ドロドロしたもの・・。苦しみながら一応飲んだのだけど、やっぱり、マズすぎる！！！もうすこし、良い味の物が欲しい・・。相変わらず、つばを飲むのも何をするにも苦しいし、うまくしゃべれません。切った影響か熱も高いし、なんだか、ボロボロのなか、３時間おきぐらいにネブライザー(吸入)(※４)をしに移動を繰り返していて、結構面倒でした。

＝４日目＝
あいかわらず、睡眠不足で眠いんです。ネブライザーは、１日４回と回数が少し減ったけど、痛みはまだまだだし、しゃべれないので、「本当にしゃべれるようになるの？」とか、「予定日に退院できるの？」とか、すごい不安が多くなってました。食べ物は、三分粥と三分粥レベルなおかず。ぶっちゃけ、もうすでにお粥は飽き飽き。

＝５日目＝
ようやく、少し喋れるようになってきたが、ずっと喋ると喉が痛くなるし、なんか疲れて眠くなる。体力が本当になくなってきたなぁと実感。食べるものは、朝になんと食パンがでた(８枚切り２枚)。口の両端が切れているので、まず、パンを口にほおばるのが大変。痛くて口が開かないので押し込み、いざ食べてみると、口の中で水分がどんどん無くなり、飲み込めず苦しく痛い。それでも完食(この辺が自分らしい)。昼夜は、五分粥。相変わらず不味いし、口をあけるのがつらいしつらかった。

＝６日目＝
全粥Day。ついに粥生活最後の日が来た。おかずはほぼ普通のおかずとなっていて、煮物が出てきたが口をあけるのがつらかったが普段と違う味の物が食べれると何でもおいしく感じてしまうのがちょっと悲しい。この辺になると、することがネブライザー以外はほとんどなにもする事がないので暇の一言。テレビを見続けラジオを聴いたりしながらどうにか今日一日をまた過ごしていくという感じ。

＝７日目＝
つ・ついに、風呂に入れる！！体温が高いと入れない可能性もあるので、できるだけ体温が上がらないように布団から外に上半身だけをだしたりと、気を付けながら朝の検温をパスし、早速お風呂！！ずっと頭が洗えなかったのでかゆいかゆい。シャンプーは持ってきたけど、それ以外を持ってきてない事に気が付く・・・。風呂場に一応ボディーソープがあったが少ないので、持ってきたシャンプーで身体中を洗う事に・・。全身からシャンプーの香りがきつかったが、そんなことより垢がある程度落ちたのだけでも大感謝！！

痛みはといえば、痛い時と痒い時という感じで、なんだかムズムズで、手でかいてしまいたいと思う事も多々。だいぶ良くなったので、食後寝る前にお見舞いにもらったパイン100％ジュースを飲んでみると、痛い！！痛すぎる。激痛なんだが、もったいないので、意地で全部飲み干し、即座に水を飲むものの痛みが流れない。痛いよぉぉ。これで退院が遅れるかもと思うぐらい苦しかった。

＝８日目(退院)＝
朝の５時に起こされて半分ボーっとしたまま採血。朝飯時に結果が微妙との看護婦の話。肝機能がいまひとつ回復が悪くて、炎症を示す値もまだ、少しオーバー気味で退院できないかもな危うい状態で診察へ。担当医がちょっと悪いが、まぁいいでしょうって事で無事退院！！家に付くと安堵と共にどっと疲れがでて昼ごろから夕方まで昼寝（夕寝）・・・。

てな感じの１週間でした。退院といっても、まだ食べ物を食べると痛かったり、目が真っ赤なままだったり、禁酒だったり、体力減退だったりとしんどい状態ですが、体調的には痛みをのぞけば、よくなったっていう実感は少しあるので、扁桃腺が腫れまくって大変という人は一度病院で相談されると良いかと思います。ちなみに、他のサイトを見ると切ったりとかあるみたいですが(昔の情報だから今は違うかも)自分が手術した病院では、扁桃腺を取り内側に縫い付けるという感じの手術方法でした。とりあえず、退院後直後は、くしゃみ、アクビはかなり危険です。ビックリするぐらい痛い・・・

もっとこの辺どうだった？とか、どの病院？など、聞きたい事がありましたら、気軽にメールで聞いてください。
基本的にetekou.comからの返信になるので、携帯メールの場合受信指定をおこなってください。

P.S:後日談だが、肝臓の数値が悪いのはもともとの脂肪肝(※５)のせいって事が判明・・(笑)なので、お酒解禁！！

※１：T字帯ってのは、ふんどしみたいなもの。↓は参考に。

※２：全身麻酔の場合に垂れ流したりしたら大変ってことで、おしっこがでるあそこに管を挿入します。膀胱まで持っていくので(たしか・・）、自動的におしっこが出っぱなしになります。
※３：勝手にしらべてくれ(笑)あまり深く考えないように・・。
※４：腫れを引かせる霧状の物をだす機械。大体１回、１分くらい大きく呼吸をすって吸い込む。
※５：フォアグラ。